【解決事例】信用情報を回復するため複数社に時効援用した事例
- カテゴリー:債務整理(個人) 解決事案
- 2021.05.24
ご依頼主: 40代 男性
依頼内容:時効援用
ご相談内容
融資を受けようとしたところ、断られてしまいました。
信用情報を取得して確かめてみたところ、5年以上取引のない債権者や、借入自体をよく記憶していない消費者金融について、滞納の記録があったことが原因と考えました。
そこで、時効援用や、信用情報の回復について、相談しようと考えました。
弁護士の対応とその結果
信用情報に記載のある件については、全て消滅時効が完成している可能性が高いため、時効援用をお勧めしました。
ご依頼いただきまして、4社に対して時効援用通知を送り、その後、信用情報の処理について、問合せを行いました。
全社に時効中断事由がなかったため、無事に債務が消滅しました。
また、弁護士から問合せ等を行い、各債権者とも、信用情報機関に返済完了の登録を行うことを確認しました。
担当弁護士からのコメント
長期間返済がない借り入れについては、消滅時効が完成していれば、時効援用によって債務が消滅します。
ところが、そのまま放置しておくだけでは、信用情報は「滞納」として記録され続けることになり、いつまでも事故情報が消えませんし、将来、借り入れが難しくなります。
そこで、将来借り入れをしたいという場合には、時効援用を行う必要があります。
時効援用通知を送り、信用情報機関に処理を行うことの回答とそのスケジュールを確認することで、依頼者にとっても、通知を送っただけで大丈夫なのか、信用情報はいつ回復するのか、安心して進めることができたと思います。
(弁護士 小原将裕)